夢だかなんだかわからない。
けれどもきっと本当だ。
…こんなのがざしき童子です。
語り部が語り伝えるように書かれた、4つのざしき童子のお話。不思議でどこか淋しい雰囲気が画面から伝わってきます。
光と影の表現が美しく、繊細なタッチで描かれた子どものかわいらしい表情や情景。すうっと、物語の世界へ引きこまれていきます。
【プロフィール】
絵●岡田千晶(おかだ ちあき)大阪府生まれ。セツ・モードセミナー卒業。
ボローニャ国際絵本原画展入選。
『うさぎくんとはるちゃん』(岩崎書店)で2010年に絵本作家としてデビュー。
主な作品に、『ボタンちゃん』(小川洋子/作 PHP研究所)、『あかり』(林木林/文 光村教育図書)、『おかあしゃん。はぁい。』(くすのきしげのり/作 佼成出版社)、『おむかえ まだかな』(もとしたいづみ/作 学研プラス)、『ぬいぐるみおとまりかい』(風木一人/作 岩崎書店)、『きみはぼくだね』(かさいまり/作
ひさかたチャイルド)、『もうすぐ もうすぐ』(教育画劇)、『ぽっつん とととは あめの おと』(戸田和代/作 PHP研究所)、『だいすきのしるし』(あらいえつこ/作 岩崎書店)などがある。
●使用画材:鉛筆、色鉛筆、CG/用紙:水彩紙(ウォーターフォード)
【発行日】2017年10月17日