日本図書館協会選定図書
「まどっておくれ、まどっておくれ」いつだってそいつがいうのはそればかり。
いやなことはだれかのせいで、親切をありがたいとも思わない。そんな“ツェねずみ”がどんなめにあったのか…。
ユーモラスな登場人物たちが織り成す、宮沢賢治の独創的な物語。
そして、宮沢賢治独特の音や動作を表す言葉が、まるで聞こえてくるかのように活き活きと石井聖岳が表現!
【プロフィール】
絵●石井聖岳(いしい きよたか)
1976年、静岡県生まれ。名古屋造形芸術大学短期大学部卒業。
学童保育での子どもと触れ合う経験などを経て、絵本作家になる。
2008年に『ふってきました』(もとしたいづみ/文 講談社)で日本絵本賞および講談社出版文化賞絵本賞受賞。
主な絵本に『おこだでませんように』(くすのきしげのり/作 小学館)、『もうすぐここにいえがたちます』(ほるぷ出版)、『いもほりきょうだいホーリーとホーレー』(農文協)、『ぷかぷか』『森のイスくん』(以上、ゴブリン書房)、『つれた つれた』(内田麟太郎/文 解放出版社)、『ヤドカシ不動産』(穂高順也/文 講談社)、『電信柱と妙な男』(小川未明/作 架空社)、『へそのお』(中川ひろたか/作 PHP研究所)、『ぷしゅ〜』(風木一人/作 岩崎書店)、『おばけこわくないぞ!』(石津ちひろ/文 あかね書房)などがある。
●使用画材:アクリルグ絵具、色は印刷時に指定/用紙:水彩紙(ヴィフアール)
【発行日】2009年10月16日