日本図書館協会選定図書
「クラムボンはかぷかぷわらったよ」など不思議なフレーズが有名なこの作品。
蟹の兄弟が暮らす川底の世界が描かれています。
カワセミが魚を獲り、やまなしが落ちてくる…。
谷川の底でくりひろげられる生命の巡り。
教科書に掲載されるなど、宮沢賢治作品を代表する、珠玉の短編。
淡い色彩で蟹の暮らす川底の世界を美しく描き、読者を幻想的な世界へ連れて行ってくれます。
【プロフィール】
絵●川上和生(かわかみ かずお)
1959年、北海道生まれ。北海道デザイナー学院卒業。
デザイン会社勤務を経て独立。雑誌、本の装丁、広告などで活躍中。
絵本『ながいながい骨の旅』(松田素子/文 講談社)で、2018年度の日本子どもの本研究会作品賞、2019年度の児童福祉文化賞受賞。
その他の絵本に『そだててあそぼう リンゴの絵本』(小池洋男/編 農文協)、『つくってあそぼう 草木染の絵本』(山崎和樹/編 農文協)、『山のごちそう どんぐりの木』(ゆのきようこ/文 理論社)などがある。
●使用画材:アクリルグワッシュ/用紙:水彩紙(ワトソン)
【発行日】2006年10月13日